中学生に夏休みにしてほしい勉強
2023.07.13
早いものでもうすぐ夏休みに入りますね。
もう夏休みの予定が決まっている人もいるのではないでしょうか。
さて、その夏休みですが、学生にとってはすごく重要な時期になります。
夏休み期間は、学校の授業がストップするため、自分に必要な学習をする時間を作ることができます。
特に中学3年生にとってはここで頑張れるかどうかが高校入試に直結すると言っても過言ではありません。
では、学年別に何をすれば良いかを確認していきたいと思います。
高校生は、目的によってやることが大きく変わるので、今回は割愛させてください。
まずは中学1,2年生です。
中学1,2年生は、現学年の総復習と、英語数学の復習です。
1、現学年の総復習
現学年の総復習が必要な大きな理由は、受験生になったときに思い出しやすくするためです。
今やっている学習も、時が経ては忘れてしまうものです。
しかし、ただ何となく暗記した内容と、理解した内容とでは、記憶の残り方や思い出す労力が全然変わってきます。
現学年最初のテストも終わり、ゆっくりしたいところだとは思いますが
今一度、夏休みにどんなことを学び、何が重要だったかを振返ってみてください。
学校の宿題で総復習が出ていれば、それをしっかりとやっていただければ大丈夫です。
出ていなければ、学校の教科書やワークの問題を確認してみましょう。
2、英語数学の復習
なぜこの2教科をピックアップしたかというと、英語と数学は積み重ねの学問だからです。
他教科もその傾向が少しはありますが、単元別の学習でも間に合ったりします。
しかし、英語と数学に関しては、1年生の内容がわかっていなければ2年生の内容が解けません。
もっと言えば、小学生の内容がわかっていなければ、中学生の内容は解けません。
足し算引き算が出来ない人は、文字式の計算は出来ませんからね。
もし英語数学に苦手意識がある人は、前学年の復習に手を付けることをお勧めします。
次に中学3年生、受験生ですね。
受験生は英単語と中学1,2年生分野の基礎の徹底です。
1、英単語
これに関しては1,2年生も必要なのですが、中学3年生はより英単語への意識が必要です。
なぜならば、受験英語は読めなければ解けないからです。
高校入試では、基本的に長文読解がメインで出題されます。
日本語に直すと単純な読み取り問題なのですが、日本語に直すためには単語の意味を知る必要があります。
逆に言えば、単語の意味が分かればなんとなくでも訳せます。
自分で英作する問題よりも、読んで当てはまるものを答えたり、文中の単語を使えば解けたりする問題の方が多いため
極論ではありますが、英単語の意味が分かっていればそれなりの点数が取れます。
夏休みの間に、高校入試でよく出る英単語の意味くらいは覚えられるようにしましょう。
2、1,2年生分野の基礎の徹底
当たり前ではありますが、高校入試には中学1,2,3年生すべての学年の問題が出題されます。
では、1,2年生分野の復習をする時間がいつあるでしょうか。考えてみましょう。
夏休みが終わると、学校でもどんどん新しい内容が出てくるので
定期テストに備えて3年生内容の学習を進めていくでしょう。
次に学校が長期休みになるのは冬休みです。
ただ、冬休みはもう既に12月。入試の過去問対策をする時期です。
こんな時期にじっくりと基礎の学習に取り組めません。
つまり、もうこの夏休みしか中学1,2年生の基礎を徹底的に学習できる機会がないのです。
少しは焦ってきました?
なので、冒頭でもお話しした通り、ここでどれだけ頑張れるかが高校入試の結果に直結するのです。
学校から3年間の内容が入ったテキストを貰っている人はとにかくそれを完璧にできるようにして
もし貰っていないなら、テキストを購入するか、集団授業の学習塾に通うことをお勧めします。
ここまで夏休みの学習について話しました。
もっと詳しく知りたい方や、疑問がある方は塾生、塾外生問わず、いつでもご質問ください。